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 概要  沿革  地区の特徴  機構図

川西土地改良区 地区の特徴


  川西土地改良区は地区内を南北に縦貫する開田丘陵を境に、信濃川の河岸段丘上に発達した平坦な東部地区と、渋海川の沿線に点在する比較的零細な農地で構成される、中山間地帯の西部地区と、それぞれ地勢の異なった二つを区域としております。



西部地区

  西部地区は昭和50年代を通して実施された団体営土地改良事業や、「新農業構造改善事業」等により造成または組織された施設や団体によって定住の促進や過疎への歯止めが図られ、これらの事業はそれに大きく貢献しましたが、その慢性的な耕作放棄、地区外への転出は完全には防ぎきれない状況であり、平成28年4月1日より赤谷地区の一部を除き、地区除外という経緯となりました。

川西地区全図

川西地区全図

東部地区

  東部地区はそのほとんどが「県営ほ場整備事業」実施地区であり、その中にも、現在は十日町市が水利権をもちますが、旧国鉄(現JR東日本梶jの補償用水を水源とする地区と、県営ほ場整備と同時期施工の「県営かんがい排水事業」、その後の「防災ダム」両事業により造成されたダムを水源とする「かんぱい地区」に大別されます。
  用水系統は河岸段丘上の耕地の多くがそうであるように、水源水量の絶対量の不足地帯にあって、水の有効利用を、五水系の各ダム(長福寺ダム、坪山ダム、松葉沢ダム、川西ダム、五升苗ダム)を中心とした各水系毎のかんがいが行われていますが、全水系を補完する形で川西ダムから左岸・右岸両幹線用水路(管水路)を経た送水により、五水系一元化の用水管理が実施されております。
  各水系の末端の水管理は、生産組合等が中心になって行われ、ダム群及び各ダムからの水路、分水工等の基幹水利施設は、土地改良区職員が中央管理棟にて集中管理をしております。
  このシステムにおいて特記すべきは、600haの受益に対して県営事業による五つのダムを有していることであり、これがいかにその水源の涵養において集水域の狭い所であるかを物語っています。
  貯留されたその清流は、全国屈指の銘柄米「魚沼コシヒカリ」の生みの親とも言われ、また、平成20年1月からは冬季の流雪用水としてもそのダムの水を利用しており、組合員だけでなく地域住民の克雪にも利用され、郷土の至宝と言っても過言ではありません。

川西地区における受益の区分

受益区分